香港に行くならマカオにも足を伸ばそうか悩みますよね。
結論、日程に余裕があるならマカオはぜひ訪れてほしい国です。香港から手軽に行けて、日帰り旅行でも存分にマカオの魅力を楽しめます。
マカオは豊かな歴史と文化を持ち、ポルトガル植民地時代の建造物や世界遺産が点在します。また、世界各国から集まるシェフたちが手がける絶品料理も楽しめます。
この記事では、日帰りでマカオを巡るためのヒントやおすすめスポット、グルメ情報を紹介します。
時間が限られていても、マカオの魅力を十分に味わうことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
香港からマカオは日帰りで行ける!
- Macau(マカオ)
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世界遺産が集まるエリア
- Taipa(タイパ)
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古い町並みと新しいマンションが建つエリア
- Cotai(コタイ)
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タイパとコロアンの間の海を埋め立ててできたエリア。カジノが集まっている。
- Coloane(コロアン)
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昔ながらの自然が残るエリア
香港から1時間ほどで行けるマカオは、大きく分けて4つのエリアに分かれています。
街自体もコンパクトなので、香港からの日帰りはもちろん、半日でも楽しむことができます。
またマカオでは香港ドルが使えますので、わざわざマカオの通貨(パタカ)に両替する必要がありません。
そういった意味でも、気軽に異国文化に触れることができるマカオは、香港からの旅行におすすめです。
香港とマカオの間の移動手段は、フェリーかバスを使います。
早さを取るならフェリーがおすすめです!
香港からマカオへの入国審査は厳しくない
香港からマカオへの入国審査では、パスポートと香港に入国する時に記入した出入国カードを渡します。
特に何か聞かれることもなく、厳しくないので、すぐに終わります。
私が行ったときは全然人がいなくてすぐ通れたよ
【香港ーマカオ日帰り旅行】フェリーで移動
香港とマカオ間を約1時間で結ぶフェリーは、現在2社が運行しています。
- 赤の船体がトレードマーク:ターボジェット(噴射飛航公式)公式サイト
- 青の船体がトレードマーク:コタイ・ウォーター・ジェット(金光飛航)公式サイト
*最新の情報は必ず公式サイトをごらんください。
香港マカオ間のフェリー料金
料金は曜日やクラスによって分かれています。スタンダードの料金はどちらの会社も同じです。
(片道料金) | スタンダード | デラックス |
---|---|---|
平日 | 175HK$ | 青310HK$ 赤365HK$ |
土日祝 | 190HK$ | 青329HK$ 赤395HK$ |
夜間(17:00〜18:00頃出港) | 220HK$ | 青360HK$ 赤415HK$ |
なお65歳以上(青は60歳以上)と12歳以下は割引料金になります。
香港マカオ間のフェリー乗り場
香港側の乗り場は上環にある港澳碼頭、マカオ側の乗り場はタイパフェリーターミナル、アウターハーバー(ターボジェットのみ)です。
【香港】港澳碼頭
【マカオ】タイパフェリーターミナル(氹仔)
【マカオ】アウターハーバー(外港)
香港マカオ間のフェリー時刻表
どちらの会社も30〜1時間に1本の間隔で運行しています。
香港からの出発時刻は、7:30〜23:30まで。マカオからの出発時刻は、7:30〜23:59までです。
最新の情報は各社サイトの時刻表ページをごらんください。
フェリーターミナルからの移動は無料バスを使う
フェリーターミナルを出ると、マカオ市内のさまざまなホテル行きの無料シャトルバスが出ています。
宿泊者じゃなくてもバスに乗れるので、目的場所近くのホテル行きの無料シャトルバスに乗りましょう。
フェリーターミナル出口にはタクシーの客引きがいますが、つかまらないように!
香港マカオ間のフェリー予約
【香港ーマカオ日帰り旅行】バスで移動
2018年に開通した全長55kmの港珠澳大橋を渡って、香港とマカオを移動することができるようになりました。
バスで行き来する場合、香港側の玄関口「港珠澳大橋香港口岸」、マカオ側の玄関口「港珠澳大橋澳門口岸」で出入国審査を行う必要があります。
詳しくは「香港観光局の案内」をごらんください。
香港マカオ間のバス料金
港珠澳大橋を渡るバスは、通称「金バス(金巴)」と呼ばれています。
料金は、日中が65HK$、夜間が70HK$です。65歳以上と12歳未満は33HK$(夜間35HK$)と、約半額で乗れます。夜間は「深夜0:00〜午前5:59まで」が対象です。
チケット購入には現金、クレジットカード、オクトパスカード(香港のみ)が使えます。
香港マカオ間のバス乗り場
港珠澳大橋を渡るバスの乗り場は、香港マカオそれぞれのイミグレ施設にあります。
香港側は『香港口岸』、マカオ側は『港珠澳大橋澳門口岸』です。
出国審査を通過したら、チケットを購入してバス停に向かいます。
係の人が指示してくれるので、バスに乗り込んで好きな席に座りましょう。
2階席最前列がおすすめ!!
香港マカオ間のバス時刻表
発車間隔は、ピーク時5分、日中のオフピーク時は10〜15分、夜間は15〜30分です。
時刻表を見なくてもどんどん来るので、来たバスに乗ってください。
香港マカオ間のバス予約
上記の方法は、「香港市内から香港側の玄関口の港珠澳大橋香港口岸まで行く」→「出国審査」→「金バスに乗って港珠澳大橋を渡ってマカオ側の玄関口の港珠澳大橋澳門口岸まで行く」→「入国審査」→「港珠澳大橋澳門口岸から循環バスで移動」というものになります。(マカオから香港へはその逆となります)
この他に、直接香港市内からマカオのホテルまで出ているバスもあります。ただこちらの行き方でも、それぞれのイミグレ施設にて出入国審査のため、いったんバスを降りる必要があります。
マカオでの交通手段
マカオでの交通手段は3つあります。
- バス
- 電車(LRTタイパ線)
- タクシー
マカオのバス
バス会社がTCMとTransmacの2つがあり、マカオ中のいろいろな道を走っています。
バス停にはバス会社の名前とルート番号が記されています。自分が行きたいところのルート番号は、それぞれの公式サイトで調べられます。
香港に戻るときに港珠澳大橋を渡るバスを利用したい場合は、いったん『港珠澳大橋澳門口岸』まで行く必要があります。
その場合は循環バスの『101X』か『102X』に乗りましょう。
料金は一律6HK$です。お釣りは出ませんので、注意しましょう。
マカオの電車(LRTタイパ線)
2019年12月開業のマカオLRT(Light Rapid Transit)タイパ線。マカオLRTは東京のゆりかもめと同タイプとなる三菱重工の全自動無人運転車両システム(Automated Guideway Transit=AGT)を採用していることでも知られています。
- 運行時間
-
6:30〜23:15(土日祝23:59)
- 総移動時間
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約27分
- 運行間隔
-
7〜10分間隔
- 運賃
-
3駅以内:6パタカ、4~6駅:8パタカ、7~9駅:10パタカ、10~12駅:12パタカ(*海を渡る区間(媽閣駅と海洋駅の間)は2駅としてカウントする)
- 時刻表
支払いは現金(パタカ)のみです。
マカオのタクシー
マカオのタクシーの乗り方は、日本と大きく変わりませんが、いくつか注意点があります。
- タクシー運転手が使える言語は中国語(広東語)のみが多い。
- 行き先をきちんと伝えられないと乗車拒否される場合もある
- クレジットカードは使えない
- 高額紙幣での支払いはお釣りが出ない
一番確実なのは、最寄りのホテルにあるタクシー乗り場を利用することです。
行き先を中国語(広東語)で書いてもらい、タクシー運転手にそれを見せれば大丈夫です。
マカオの交通機関の注意点
すべての交通機関、香港のオクトパスカードは使えません。
また香港ドルは使えますが、お釣りが出ないこともあります。
【日帰り半日】マカオ観光のモデルコース
ポルトガル統治時代の面影が残るマカオ。最近では巨大ホテルやカジノが充実し、エンターテイメントが楽しめる観光地となっています。
香港からマカオへの日帰りの観光では半日くらいしか時間が取れないので、やりたいことや行きたい場所をあらかじめしぼってから訪れましょう。
- セナド広場をスタート地点にして世界遺産巡り
- マカオタワーからの眺めを堪能する
- マカオの街並みをゆっくり観光する
- マカオのカジノで大人の遊びを体験する
マカオの世界遺産巡り
東京23区の約20分の1の面積しかないマカオには、世界遺産に登録されているスポットが30もあります。
そのどれもがマカオ半島に集中していて、それぞれが約2km四方の近い距離にあるので、1日あれば十分世界遺産巡りができます。
セナド広場を中心として上半分か、下半分か、どちらかを巡るコースなら半日で十分です。
時間がなければ、セナド広場から聖ポール天主堂跡に行くだけでも楽しめます
マカオの体験型アクティビティ
マカオは体験型のアクティビティも充実しています。
一番は338mのマカオ・タワーのアクティビティ!
233mの高さからのバンジージャンプは、落下速度が時速200kmにもなるそうです。
またマカオ・タワーの頂上まで105mのはしごを自力で登るタワークライム、手すりのない233mのタワーの外部通路を歩くスカイウォークも、スリル満点で人気です。
恐怖で足がすくみそう
遊覧船やオープントップバスでゆったりマカオ観光
遊覧船やオープントップバスで、ゆったりとマカオ観光を行うのもいいですね。
マカオのカジノを楽しむ
ラスベガスの売上を超え、今やカジノの世界一といわれるマカオ。
カジノはコタイエリアに集中しています。
- 21歳未満は入場不可。パスポートを持参すること。
- 使用通貨は香港ドル。マカオなのにパカタが使えないことが多い。
- 場内はソフトドリンク無料。
- 24時間365日オープンしている。
入場無料なので、華やかな世界を体験してみよう
マカオ観光地図
マカオの食べ物を堪能しよう
マカオは広東料理やポルトガル料理など、多国籍な味付けで美味しいものが多いです。
スイーツも充実していて、目移りしてしまいます。
香港からの日帰りだと、時間もお腹も余裕がないので、セナド広場近くのおすすめレストランとエッグタルトをご紹介します。
セナド広場近くのおすすめレストラン
通りから路地を入った見つけにくい場所にあるのですが、とっても人気で行列ができています。
行列ができていても中に入って店員さんに声をかけましょう。
何時に入れるか言ってくれるので、その時間にもどってきましょう。
私は20分後くらいでしたが、心配だったのでそのまま並んでおきました
店員さんも親切で、料理も美味しくって、大満足でした!
- 店名
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金福龍葡式牛扒茶餐廳
- 営業時間
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11:00〜23:00
- 支払い方法
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現金のみ(香港ドルOK)
セナド広場近くのおすすめエッグタルト
マカオ1美味しいと評判のエッグタルトが食べられるお店です。
外がカリッとしていて、中があまり甘ったるくないので、ペロッと食べられます。
聖ポール天主堂跡の近くです。(ちょっと脇道を抜けていく)
店内に食べるスペースはありません。みんな道端で食べてます
- 店名
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八目烘焙
- 営業時間
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10:00〜19:00
- 定休日
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火曜日
- 支払い
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現金のみ(香港ドルOK)
マカオのインターネット状況
マカオも香港同様、無料Wi-Fiを使える場所が多くあります。
無料Wi-Fiが使える場所
どこに無料Wi-Fiがあるのかは『FreeWiFi.MO』というアプリで見ることができます。
香港とマカオ両方で使えるSIMがおすすめ
世界遺産などの有名スポットでは無料Wi-Fiが充実していますが、それでも街なかを歩きながら調べ物をしたい場合はSIMを購入するのがおすすめ。
香港とマカオの両方で使えるSIMを用意しておけば、ラクで安心ですね。
香港からマカオへサクッと日帰り旅行してみよう
香港から足を伸ばしてマカオに行ってみようかなとお悩みの方に、日帰りでマカオを巡るためのヒントやおすすめスポット、注意点などを解説しました。
時間が限られていても、マカオの魅力を十分に味わうことができるので、香港に行く際にはぜひマカオ行きも計画してみてください。
香港3泊4日の旅行記と持ち物一覧&持っていけばよかったものについてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
▶ 香港旅行の持ち物や準備することまとめ【3泊4日格安香港旅行記】
それでは、良い旅を!