香港旅行を計画する際、海外でのスマホ利用は不安を思う方も多いでしょう。
旅先で写真を撮ったり、地図を使ったり、SNSをチェックしたり、スマホは旅行の欠かせないアイテムです。
安心して香港旅行を満喫するために、あらかじめ海外SIMを準備しておきましょう。
この記事では、香港でのスマホ利用を安心して楽しむためのSIMカードについてご紹介します。
SIMを購入する場所や利用方法、そして注意点まで、初めての方でもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までごらんください。
香港でのスマホのネット接続方法
香港でのスマホのネット接続方法には次の3つがあります。
- 無料Wi-Fi
- Wi-Fiルーターをレンタル
- SIMを購入
それぞれ特徴やメリット・デメリットがありますので、1つずつみていきましょう。
香港の無料Wi-Fi
『世界のインターネット普及率 国別ランキング・推移』(2022年)によると、73位の日本(84.92%)を大きく上回り、香港は20位(95.61%)となっています。
そんな香港では、観光地や公共施設、ショッピングモール、レストラン、カフェ、公園など、多くの場所で無料のWi-Fiが提供されています。
無料Wi-Fiが使える場所
無料Wi-Fiが使える場所は主に次の通りです。
- 香港空港
- ホテル
- MTR(地下鉄)
- ピークトラム
- スターバックスコーヒー、
- マクドナルド
- ケンタッキー
- コンビニ(セブンイレブン、サークルK)…など
香港では、とにかくいたるところで無料Wi-Fiが使えます。
無料Wi-Fiのメリット・デメリット
無料Wi-Fiのメリットとデメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
無料で利用可能 通信速度が早い いろいろな場所で使える | セキュリティーが心配 接続が不安定になることがある 街歩き中などは利用できない |
無料Wi-Fiのメリットは、旅先で簡単にインターネットに接続できることや、通信費用がかからないことです。
しかし、利用できる場所に制限があり、混雑時には接続が不安定になることやセキュリティ上のリスクがあることがデメリットです。
無料Wi-Fiがおすすめな人
無料Wi-Fiは、短期の旅行の方や、通信費用を抑えたい方におすすめです。
空港やMTRでも利用できますし、ホテルもWi-Fiありのところを選べば、困ることはあまりないでしょう。
一方、セキュリティーが心配な方や、街歩き中にネットを利用したい方は、他の通信手段を準備しておきましょう。
香港でWi-Fiルーターをレンタル
香港旅行中、外出先でもインターネット接続を快適に利用したいと考える方におすすめなのが、Wi-Fiルーターのレンタルです。
Wi-Fiルーターを利用することで、自分のスマートフォンやタブレットなど複数のデバイスで同時にインターネットに接続することができます。
Wi-Fiルーターのメリット・デメリット
Wi-Fiルーターをレンタルするメリットとデメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
安定した通信ができる 移動中でも利用可能 複数のデバイスで同時利用可能 | 荷物が増える 充電が必要 機器の故障や紛失のリスク |
Wi-Fiルーターのレンタルは、移動中でも安定した通信ができ、複数のデバイスで同時に利用できるのがメリットです。
しかし、スマホとは別にWi-Fiルーターを持ち歩かなければいけないので荷物が増えますし、Wi-Fiルーターを充電する手間もあります。
Wi-Fiルーターのバッテリーが切れると、当然インターネット接続も途切れてしまいますので、モバイルバッテリーも必要です。
機器の故障や紛失のリスク、荷物や充電の手間が増えるなど、デメリットは大きいです。
Wi-Fiルーターがおすすめな人
Wi-Fiルーターのレンタルがおすすめな人は、グループ旅行や家族旅行など複数人でインターネットを利用したい方です。
一方、荷物の増加や充電の必要性を嫌う人にはあまりおすすめできません。
さらに、常にインターネット接続が必要ない場合や、利用する場所が無料Wi-Fiが充実している場合には、Wi-Fiルーターをレンタルする必要性は低いかもしれません。
香港用SIM・eSIMを購入
SIM(Subscriber Identity Module)は、携帯電話やスマートフォンなどの端末に挿入されるICカードのことです。
SIMには、ユーザーの電話番号やアカウント情報が格納されており、これによって端末とネットワークとの通信を可能にします。
海外旅行では、その地域に対応したSIMを使うことが必要です。
SIMのメリット・デメリット
SIMを購入するメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
どこででもネットがつながる 高速かつ安定した通信 荷物が増えない | 端末によってはSIMを利用できない デバイスへの設定が必要 費用がかかる |
SIMを購入するメリットは、どこででも高速かつ安定した通信ができることです。
旅行中、地図やお店を検索するときに、どこででもネットがつながるのは安心ですよね。
またWi-Fiルーターや充電器の荷物が増えないのも大きなメリットの一つです。
一方、デメリットは費用がかかることや、デバイスへの設定が必要で初心者にはやや複雑かもしれないこと、そして端末によってはSIMを利用できない可能性があることです。
SIMがおすすめな人
SIMの購入は、香港滞在中でも日本にいるように、ストレスなくネット接続したい方におすすめです。
旅行中は特に外出先で、地図やお店を検索する機会も増えるので、心配性な方はSIMにすると安心です。
一方、短期滞在や費用を抑えたい方、デバイスの設定が面倒だと感じる方にはあまりおすすめできません。
物理SIMとeSIMはどちらがいいか
SIMには、物理SIM (SIMカード)とeSIMがあります。どちらもSIMフリー端末でしか使えません。
それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット | |
物理SIM | 多くの端末で利用可能 | SIMの入れ替えが面倒 |
eSIM | SIMの入れ替えが不要 | 利用できる端末が限られる |
物理SIMは、SIMカードを入れるだけで使えます。多くの端末で利用可能ですが、SIMの入れ替えが面倒なのがデメリットです。
eSIMは物理的なカードが不要です。しかし、eSIMを利用できる端末が限られており、国や地域によって利用できない場合がある点に注意が必要です。
旅行先でSIMの入れ替えは面倒なので、端末が対応しているならeSIMがおすすめです
香港でSIMが買える場所
香港に到着してからSIMを購入する場合、どこで買えるのかをまとめました。
- 香港空港
- コンビニ
- 家電量販店
- モバイルショップ
到着してすぐにネットを使いたい場合は、香港空港で購入するのがベストです。
香港空港では、「1010」かコンビニ(セブンイレブン)で購入できます。
「1010」では設定もしてもらえる
「1010」は香港の大手通信サービスプロバイダーです。香港空港の到着ロビーにあり、黄色い看板が目印です。
店舗にいったら「SIMカードプリーズ」と伝えましょう。日本語の案内が用意されているので、自分にあったSIMを選びます。
「1010」ではSIMカードの入れ替えや設定も行ってくれます。
面倒な設定をやってくれるから安心!
店名 | 1010 |
---|---|
場所 | 香港空港第1ターミナル到着ロビー |
営業時間 | 9:00〜21:00 |
電話番号 | +852 2261 0818 |
公式サイト | http://www.1010.com.hk/ |
コンビニではプランが選べない場合も
香港空港の到着ロビーにあるセブンイレブンでもSIMは購入できます。
ただプランの種類がなく選べない場合もあります。
またSIMの入れ替えや設定はしてもらえませんので、1010が閉まっている場合や設定が苦手ではない方向けです。
日本で香港SIMを買う場合【おすすめ】
香港に到着してスムーズに動くには、日本で香港用のSIMを買うのがおすすめです。
家電量販店
対面で香港用SIMを購入したい!という場合は、家電量販店での購入がおすすめです。
ヨドバシカメラ、ビックカメラの各店舗で2023年11月から海外用5GのSIMが取り扱い開始されました。
海外用5G対応プリペイドSIM、大手量販店で店頭販売開始』(PR TIMES)
『香港は4G /LTE高速通信で、7日間5GBで¥1,980(税込)から。
渡航の3日前までにSIMのアクティベーションを完了しておく必要があります。
プランがあまり選べないのと、値段がちょっと高いかな。でも対面で相談できるのは安心ですね!
Amazonや楽天市場などのネット通販
Amazonや楽天市場などのネット通販であらかじめSIMを購入すると、時間もかからず準備ができるのでおすすめです。
たくさん種類がありますが、選ぶポイントは「利用日数」と「データ容量」です。
物理SIMの場合は、香港についてからSIMの入れ替えと設定を行います。
eSIMは日本で事前に設定を行なって、香港についたらモバイル通信の設定を切り替えるだけの簡単操作で接続できるので安心です。
私が購入したのは、mewfiという会社のeSIMです。
飛行機が着陸して降りたら設定の切り替えをして、すぐに使えるようになったので、即移動することができました。
利用日数5日データ容量1日1GBを選びましたが、香港は無料Wi-Fiが充実していることもあり、データ容量的には十分でした。
香港で動画を見るわけじゃないからデータ容量は少なくてもOK
Klook
安いSIMを選びたいなら、Klookがおすすめ!
利用日数も1日から選べてプランも豊富です。
物理SIMの場合は、香港空港の到着ロビーでA13カウンターに行きます。パスポートと購入時に送られてくるQRコードを提示すると引き換えができます。
eSIMは購入時に送られてくるメールの手順に従って設定を行います。香港について設定を切り替えるとすぐに使えるようになります。
香港旅行ではSIMが便利でおすすめ!
香港でのスマホ利用を安心して楽しむためのSIMカードについて、ご紹介してきました。
SIMを購入する場所や利用方法、そして注意点まで、初めての方でもわかりやすく解説しました。
香港に到着してすぐにスムーズな行動ができるために、スマホのネット環境はあらかじめ準備しておきましょう。
香港3泊4日の旅行記と持ち物一覧&持っていけばよかったものについてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
▶ 香港旅行の持ち物や準備することまとめ【3泊4日格安香港旅行記】
それでは、良い旅を!