土鍋でご飯を炊いてみたいけど、どれを選んでいいのかわからないなぁと悩んでいませんか?
この記事では、土鍋でご飯を炊くメリット・デメリットや、土鍋の選び方のポイントを解説します。
- わざわざ土鍋でご飯を炊くメリットってなに?
- 炊飯用の土鍋ってどうやって選べばいいの?
- おすすめの土鍋を教えてほしい
そんな方は、ぜひ最後までごらんください。
ご飯にこだわる旦那のせいおかげで、結婚以来20年土鍋ご飯生活の私がおすすめの土鍋3選もご紹介します。
土鍋でご飯を炊くデメリット
先に土鍋でご飯を炊くデメリットをお伝えします。
- 土鍋が重い
- 洗い方に注意が必要
- 炊いてる時には目を離せない
土鍋が重い
私が考える最大のデメリットは、土鍋が重い!ということ。
ご飯を炊いた土鍋を食卓に運ぶときや、食べ終わったあとに洗うときなど、「重いなぁ」といつも思います。
陶器なので丁寧に扱わないと割れてしまうので、重さは結構ツライです。
洗い方に注意が必要
土鍋には吸水性があります。なので、基本的に洗剤は使わず、水で洗います。
焦げなどがある場合も、水を入れて浸しておいてから洗うなど工夫が必要です。
ただどうしても洗剤を使いたい場面もありますよね。
そういう場合は、少量で短時間なら大丈夫です。
いずれにしても、土鍋の洗い方には注意が必要です。
炊いてる時には目を離せない
当然ですが、土鍋にタイマー機能はありません。
ですので、炊いているときには基本的に目を離せないと思ってください。
夜お米をセットして朝炊けた状態になっていてほしい!
そういう方は、残念ながら土鍋ご飯に向いていません。
ただ、前夜にお米を研いでおいて、翌朝起きてから土鍋で炊いても十分間に合います。私が朝イチで土鍋ご飯を食べたいときには、その方法でやっています。
土鍋でご飯を炊くメリット
土鍋でご飯を炊いていると話すと、「大変そう」「めんどくさそう」という反応がかえってきます。結婚以来20年土鍋でご飯を炊き続けてきたメリットはなんでしょうか?
- 実は炊飯器より早く炊ける
- 甘みが感じられてふっくら美味しい
- 冷めても美味しい
実は炊飯器より早く炊ける
よく言われるセリフの一つに「時間がかかりそう」というものがあります。
でもこれは大きな誤解!実は炊飯器より土鍋の方が早く炊くことができるのです。
わが家の土鍋での炊き方では、火を付けて沸騰するまでが約7分ほど、1分そのまま、3分弱火、火を止めて10分蒸らして、トータル約20分で出来上がりです。
浸水時間は含めませんが、あらかじめ米を研いでおいて、あとは炊くだけにしておけば、土鍋ではすぐに炊きあがります。
わが家ではその約20分の間に、味噌汁や他のおかずを用意しています。
甘みが感じられてふっくら美味しい
土鍋でご飯を炊くと、遠赤外線の効果で米の中心までしっかりと加熱でき、ふっくらとハリのあるご飯が出来上がります。
また土鍋はゆっくりと温まり、その後保温性が高いので、熱を逃さず高温を維持しながら炊飯します。
これが甘みを感じられる炊き方の元。
お米の甘みはアミラーゼという成分によりますが、これが働くのが40〜60度くらい。
ゆっくりと温まって、その温度に保たれる時間が長いので、お米が甘く感じられるのです。
高級炊飯器では、内鍋を分厚く設計してこの土鍋の炊き方ができるようにしていますが、そもそも土鍋を使えば、価格は10分の1以下で、美味しいお米が食べられるのです。
冷めても美味しい
土鍋で炊いたご飯は、冷めてもとても美味しいです。
炊飯器で炊いたご飯は、水分の逃げ場がないので、置いておくとベチャッとしてしまいますが、土鍋では余分な水分を吸収してくれるのです。
冷めても美味しいご飯は、お弁当にも最適です。
炊飯用土鍋を選ぶ時のポイント
次に炊飯用土鍋を選ぶ時のポイントをみていきます。
- ガスコンロのみかIHにも対応しているか
- 何合炊きかを確認
- フタのふちの形を見る
ガスコンロのみかIHにも対応しているか
ガスコンロのみの土鍋は当然IHには使えません。
IHは鍋の底に磁力をかけて電気を流し、その抵抗によって熱が発生するという仕組みになっています。ですので、電気を通すのは金属製の鍋だけ。
IHにも対応している土鍋は、底の部分に金属をつけて電気を通しているそうです。
なので、IHのご家庭ではIH対応のものを必ず使ってください。
何合炊きかを確認
何合炊くかによって、土鍋の大きさが変わります。
大は小を兼ねると言いますが、大きければその分重くなりますので、ご家庭に合った合数の土鍋を選んでください。
おすすめは大と小の2つ使いです。わが家では、3合炊きと6合炊きの2つを使い分けています。
普段は3合炊きがメインですが、イベント時などにたくさん炊きたいときは6合炊きを使います。
2つ買っても、炊飯器を買うより全然安いので、おすすめです。
フタのふちの形を見る
ご飯用の土鍋もたくさん種類があります。
わが家もこの20年の間にいろいろな種類の土鍋を試しました。
その試行錯誤の中で、土鍋のフタのふちの形は実はとても重要だと気が付きました。
これは炊飯用土鍋を使ったことがない方は、気が付かない部分かもしれませんね。
大事なのは『フタの部分のふちが高くなっている』こと!
これがあると、吹きこぼれにくくコンロが汚れません。ココ重要!
そして、できれば二重フタがオススメです。
これも吹きこぼれ防止に良いのと、より内部に圧力がかかってふっくらとご飯が炊けるからです。
細かい点ですが、長く使っていくためには、こういった扱いやすさも重要です。
炊飯用土鍋のおすすめ3選
土鍋炊飯歴20年の私が今おすすめする土鍋3選です。
ティファール キャストライン ライスポット
なんといっても、この土鍋の特徴は軽さです。
3合炊きで1.63kgと、普通の土鍋の3分の1ほどで、とても軽いのです。
土鍋のデメリットとして『重さ』がありますが、このティファールのキャストライン、ライスポットの軽さなら、日々の調理が苦になりません。
軽いのに底面は厚くなっており、アルミキャスト製のため、熱伝導や保温性に優れているのも嬉しい点です。
またフッ素コーティングをしてあるので、こびりつきにくく、お手入れもラクラク。
IHにも対応しています。
「土鍋でご飯を炊いてみたいけど、続けられるかわからない」という方には、最初の1台として良い土鍋だとおもいます。
6,000円前後で、値段もお手頃ですよ。
長谷園 かまどさん
圧力釜の機能を果たす二重蓋構造になっています。これにより、吹きこぼれを防ぎます。
また、鍋が分厚い構造になっているので、保温性に優れています。
この土鍋のおすすめポイントは、しゃもじと鍋敷きもセットになっていて、フタの持ち手部分にしゃもじが置けるようになっているところ!
土鍋でご飯を炊いた時、しゃもじの置き場所に結構困るので、この配慮は嬉しいところです。
あと、個人的には、縦長よりも横広い土鍋の方が、お米を食べたときの食感が好きです。
横広い方が米の厚みでご飯がつぶれにくいからかなぁと思っています。
ただ、残念ながらIHには対応していません。
大黒ごはん鍋 万古焼
わが家がここ何年かお世話になっている土鍋です。
大と小の2台とも、この大黒ご飯土鍋で炊いています。
大きな特徴は超耐熱性。
冷蔵庫から出してすぐに直火にかけても割れません。
また電子レンジで鍋のまま温めることもできます。(炊飯はできません)
あと地味に嬉しいポイントが、フタだけを買うこともできるということ。
わが家では不注意により2度ほどフタを割ってしまいました。
もともと二重蓋なので、片方だけでも炊けるのですが、やはり二重の方がいいだろうと、割れたフタを買い直しました。
こちらもIHに対応していません。
まとめ:一度炊いたらやみつきです
土鍋でご飯を炊くメリット・デメリットと選び方のポイント、さらには私が今おすすめする土鍋3選をご紹介しました。
土鍋の選び方のポイントのおさらいです。
- ガスコンロのいかIHにも対応しているか
- 何合炊きかを確認
- フタのふちの形を見る
特にフタのふちが高くなっていると吹きこぼれにくく、ガスコンロを汚しません。
お手入れのしやすさによって、家事のパフォーマンスも上がりますので、大事なポイントですね。
これらをふまえて、ぜひ土鍋で美味しいご飯を食べてみてください。
土鍋買う前に土鍋ご飯を試してみたいという方はこちらもどうぞ。